□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年4月23日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 新型コロナウイルス対策法案は第4弾成立へ、債務膨張が押し上げる金価格 =================================== <キャッシュ化の売り後の急反発> 4月22日のCOMEX金先物相場は、1オンス当たりで前日比50.50ドル安の1,738.30ドルと急反発した。前日の取引では原油相場の急落で金融市場全体が不安定化する中、いわゆる「キャッシュ化」の売り圧力が再開されていた。しかし、原油相場が安値からの切り返しを見せたことで、「株安→リスクオフ→金市場の手仕舞い売り」のフローが本格化することはなく、逆に押し目買いが誘われた格好になっている。ただ、それだけでは50.50ドルもの急伸地合を正当化することはできない。22日の金相場の急伸については、米国の債務膨張に対する危機感を反映したものとみられる。 4月21日に米上院は4,840億ドルの新型コロナウイルス追加対策法案を全会一致で可決した。同法案は下院に送られており、23日に採決が行われる予定になっている。今回の法案では、中小企業向けの追加支援と新型コロナウイルス感染対策が中心になっており、中小企業向け融資プログラムに3,210億ドル、中小企業向け緊急災害融資プログラムに600億ドル、病院向けに750億ドル、新型コロナウイルス検査に250億ドルなどが組み込まれている。中小企業向け融資・助成には既に3,770億ドルの予算が計上済みだが、既に予算が底を突いていることに加えて、規模が大きめの企業にしか資金が回っていないとの批判もあり、支援金額の大幅な積み増しを行うことになる。… … …(記事全文3,574文字)
