□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年3月31日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== ロシア中央銀行による金購入停止宣言を考える、オペレーションとしては理想的か =================================== <ロシア中央銀行は金購入停止を発表> ロシア連邦中央銀行は3月30日、4月1日以降は国内市場における金の購入を停止すると発表した。理由については何ら言及されておらず、「今後の決定は(金融市場の)状況次第だ」として、金購入を停止する事実だけを公表している。ただ、ロシアは2016~19年にかけて4年連続で世界の中央銀行の中で最も大量の金を買い付けていただけに、そのロシアが突然に購入停止を宣言したインパクトは大きい。 ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、ロシア中央銀行の金購入は2006年から19年まで13年連続で続いているが、特に2010年代中盤以降は積極的な購入姿勢が目立つ状況にある。18年には274.3トンを購入したが19年も158.1トンが購入されており、今年も1月に8.1トンが購入されている。このため、今年も年間で100トンを超える金購入がほぼ確実視されていたが、今後の動向によっては、金需要見通しに大きな穴が生じることになる。… … …(記事全文3,993文字)
