□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年3月30日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 産油国の「価格戦争」は開戦前夜、ロシアの「腹案」も調整進まず =================================== <ロシアの「腹案」はサウジが直ちに否定> 石油輸出国機構(OPEC)プラスの協調減産体制は、3月31日で予定通りに期限切れを迎える可能性が高まっている。6日のOPECプラス会合での協議が決裂してから3週間以上の時間があったが、各国が十分な調整を行ったとは言い難く、サウジアラビア主導で「価格戦争(price war)」に再突入する展開にブレーキを掛けることさえできなかった。 米政府は、過度の原油安は容認できないとの姿勢に転じ、エネルギー省(DOE)ではなく国務省主導でサウジアラビアとの調整を行ったが、十分な成果を得るには至っていない。ポンペオ国務長官は3月25日、サウジアラビアのムハンマド・サルマン皇太子と電話会談を実施し、「(サウジアラビアには)国際エネルギー・金融市場を安定させる現実の機会(real oppotunity)が与えられている」として、20カ国・地域(G20)議長国であると同時にエネルギー生産国のリーダーとして、原油市場の安定化への協力を強く要請した。… … …(記事全文4,281文字)
