□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年3月19日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 「こんなに世の中がガラっと変わるのか」、需要リスクを織り込む天然ゴム =================================== <「世の中がガラッと変わった」> 東京商品取引所(TOCOM)天然ゴム先物相場は、1月17日の1㎏=208.70円をピークに、3月19日安値は151.50円に達した。高値から最大で57.20円(27.4%)の急落地合になる。昨年に米中貿易摩擦のリスクを織り込む際に付けた最安値が154.30円(2019年10月3日)であり、現在の価格水準は2018年11月21日以来の低水準になる。 新型コロナウイルスは世界経済に大きなダメージを与え続けているが、自動車生産・販売環境に対する警戒感は一段と強くなっている。3月19日には日本自動車工業会(自工会)の豊田章男会長が記者会見をおこなっているが、「こんなに世の中がガラっと変わるのかというのが正直なところ。本当に急激に全ての人の生活が変わることになった」との発言が、現状を端的に物語っていると言えよう。例年だと、自工会は3月下旬の記者会見で翌年度の「四輪車国内需要見通し」を公表するが、今回は先行き見通しの不確実性から、それさえも公表できない事態になった。… … …(記事全文3,953文字)
