□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年3月16日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== FRBは今月2回目の緊急利下げ、2008年の緊急利下げ後の資産価格動向から考える金相場 =================================== <FRBは今月2回目の緊急利下げ> 米連邦準備制度理事会(FRB)は3月15日、週明けの東京市場の取引が開始される直前のタイミングで、1.00%の大幅な緊急利下げに踏み切った。フェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標は0.00~0.25%となり、世界同時金融危機の際にも展開された事実上のゼロ金利政策が採用されることになった。また、米国債などを購入する量的緩和(QE)政策についても、今後数か月で米国債を少なくとも5,000億ドル、住宅ローン担保証券(MBS)も同じく2,000億ドル、合計で7,000億ドル購入する方針を示している。3月17~18日に定例の米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控えているが、今月だけで2回目の緊急利下げが実施されている。 FRBは従来、年内の金利政策の変更は必要ないとのスタンスだった。昨年の三度にわたる予防的利下げの効果もあって、緩やかな成長軌道に乗せることは可能であり、利下げも利上げも必要ないとのメッセージを市場に繰り返し発していた。しかし、新型コロナウイルスという想定外の経済リスクが浮上し、その勢いを増す中、危機感が急激に高まっていることが確認できる。… … …(記事全文3,979文字)
