□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年3月12日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 「キレた」サウジに対応できるのか、シェールオイルの二つの生産コスト =================================== <2020年の石油需要は前年比マイナス化> 世界保健機関(WHO)は3月11日、新型コロナウイルスが「パンデミック」と言えるとの認識を示した。従来は主な感染被害が中国に限定されていたことで、深刻な感染被害ではあるが、グローバルな感染被害拡大を意味する「パンデミック」との評価は否定していた。しかし、このタイミングで「パンデミック」であることを認めることで、各国に対して強い危機感を持って対応することを迫った格好になる。 WHOは冷静な対応を求めているが、市民生活の混乱状況はエスカレートすることになり、経済活動に対する影響も深刻度を増している。WHOの警告通りであれば、現在はイタリアやイランで観察されているような混乱状態が、今後は世界各国で再現される可能性がある。イタリアでは、人工呼吸器不足といった医療体制の不備で死亡する人も増えており、パニック状態に陥っている。日本でみられたデマによるトイレットペーパーの買い占めといった動きも世界各地で報告されており、異常事態の深刻化・長期化が、経済見通しにも大きな不確実性をもたらしている。… … …(記事全文4,041文字)
