□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年3月6日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 「供給不安」よりも「需要不安」が優勢な天然ゴム、減産期に向かうが株価連動 =================================== <需要下振れリスクの織り込み続く> 東京商品取引所(TOCOM)の天然ゴム先物相場は、明確な方向性を打ち出せない展開が続いている。中国国内における新規感染者数の減少を背景に、2月21日の1㎏=190.40円まで反発していたが、その後は世界的な感染被害の拡大にマーケットの焦点がシフトし、3月2日の160.10円まで急反落した。しかし、そこから一気に値崩れを起こすことはなく、170円水準で評価が割れる相場展開になっている。 これは、世界の株式相場についても同様である。例えばダウ工業平均株価は、2月28日が1.4%安、3月2日が5.1%高、3日が2.9%安、4日が4.5%高、5日が3.6%安となっており、1日単位の値動きは極めて激しいものの、隔日で急伸と急落が繰り返されているだけの状況にある。新型コロナウイルスに対する警戒感は強いが、各国が金融政策、財政政策での対応を進めていることもあり、決定打を欠いている。「上値が重い」のか「下値が固い」のか、評価が割れる状況になっている。これは銅などの非鉄金属相場も同様であり、新型コロナウイルスの消化が終わったか否か、マーケットの評価は割れている。… … …(記事全文4,275文字)
