□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年3月4日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== FRB緊急利下げを受けての金投資環境、中央銀行の政策手詰まりも見据える =================================== <FRBは11年ぶりの緊急利下げ> 米連邦準備制度理事会(FRB)は3月3日、臨時の米連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、フェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を1.50~1.75%から1.00~1.25%まで0.50%引き下げた。声明では、「米経済のファンダメンタルズは依然として強い」との基本認識を示す一方、「新型コロナウイルスが経済活動にリスク及ぼすリスクが拡大している」として、「これらのリスクへの対処と雇用の最大化と物価安定目標達成のために」利上げを決定したと報告している。全会一致での決定になる。 パウエルFRB議長は2月28日に、「景気を下支えするために適切に行動する」との緊急声明を出しており、マーケットは既に3月段階での0.50%の利下げを100%の確率で織り込んでいた。「適切に行動する」は、FOMCが次回会合で利下げに着手することを予告する際に最近使用されている言葉であり、1月28~29日の前回FOMC時点では想定されていなかった事態を受けて、慌てて利下げを決定せざるを得ない状況に追い込まれたことが確認できる。… … …(記事全文3,992文字)
