□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年2月13日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== ジョンソン・マッセイのPGM報告、プラチナは投資需要の急増がないと厳しい =================================== <プラチナは投資需要なければ供給過剰> 英精錬大手ジョンソン・マッセイは2月12日に発表した「Pgm Market Report」において、2020年のプラチナ市場が、改めて供給過剰に転じるとの見通しを示した。投資を除いた需要については、2019年から増加するよりも減少する可能性が高いとして、鉱山生産の落ち込みを前提にしても、投資セクターの大量購入で総需要を押し上げない限りは、供給過剰になるとの予想になる。 鉱山生産は、2019年に前年比で9.0万オンス減産の602.0万オンスとなったが、20年は600万オンスを割り込む可能性が指摘されている。主な要因としては、南アフリカでパイプライン在庫からの放出が一巡している影響が指摘されているが、それと同時に電力不足が生産、精錬量の下振れリスクとして指摘されている。鉱山会社の合理化(=リストラ)については、生産停止と新規増産が相殺し合うことで大きな影響はないとしている。南アフリカ通貨ランド安の影響もあって、鉱山会社は生産量の維持・最大化を促され易いが、PGMバスケット価格が長期戦略に与える影響については、慎重な見方が示されている。… … …(記事全文4,143文字)
