□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年12月27日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 2019年の天然ゴム相場を振り返る ~荒れた展開だが2018年の取引レンジ踏襲~ =================================== <気候変動に左右された上期> 2019年の東京商品取引所(TOCOM)天然ゴム先物相場は、概ね1㎏=150~210円の比較的大きめのレンジの中で乱高下する展開になった。年初の169.40円に対して12月26日終値では198.00円まで値上がりしているが、年間を通じて強力な上昇トレンドと下落トレンドを繰り返す不安定な取引になった。 1~6月期に関しては、供給不安に支配された時間帯になった。3月4日の209.50円と6月7日の207.90円と、二度にわたってスパイク型の急伸地合を形成している。この3月の高値が年初来高値であり、2018年1月以来の高値を更新している。… … …(記事全文3,627文字)