□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年12月23日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 2019年の金相場を振り返る ~金融政策転換と不確実性の暴走~ =================================== <6~9月期に急伸した意味> 2019年のCOMEX金先物相場は、大きく値位置を切り上げる展開になった。年初の1オンス=1,285.00ドルに対して、12月20日時点では1,480.90ドルとなっており、1年で概ね200ドル幅の値上がりが達成できそうな状況になっている。2013年以降、金相場は1,350~1,400ドル水準で上値を抑えられる展開が続いていたが、長期にわたる底練り相場に終止符を打つことに成功し、上昇トレンドへの転換を打診するステージに移行している。 一番の大きな要因は、米金融政策環境の劇的な変化だろう。すなわち、金融政策が引き締めから緩和への軸足をシフトさせたことが、金相場の急反発を促がしたのだ。米連邦準備制度理事会(FRB)は2015年12月に世界同時金融危機後で初となる利上げに踏み切り、その後も18年12月まで3年にわたって断続的に利上げ対応を行ってきた。米経済がいち早く低迷状態からの立ち直りを見せる中、金融政策の正常化が急がれていた訳だ。… … …(記事全文4,052文字)