□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年12月11日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 南アの停電インパクトを考える、議論すべきはプラチナ減産リスクだけではない =================================== <南アフリカで鉱山生産トラブル発生> 南アフリカでは12月10日、電力供給不足から鉱山の操業に影響が生じたと報告されている。豪雨によって洪水被害が発生し、計画外の発電トラブルが発生していることで、計画停電に踏み切った影響が生じている模様だ。 Eskomの発表では、複数の発電設備がブレイクダウンし、電力供給能力が不足しているとされている。詳細については明らかにされていないが、南アフリカでは12月に入ってから豪雨が続いており、大規模な洪水被害が報告されている。少なくとも700戸が洪水によって失われているが、発電所も被害を受けている模様であり、電力供給障害が頻発しているため、石炭や金、プラチナなどの鉱山生産にも影響が生じている。… … …(記事全文3,676文字)