□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年11月05日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 10月米雇用統計で金価格の年初来高値更新は困難も、値崩れは必要なし =================================== <10月雇用統計は米経済の延命を促す> 11月1日に米労働省が発表した10月米雇用統計では、非農業部門就業者数が前月比12.8万人増となった。10月25日まで40日間にわたって自動車大手GMの工場でストライキが行われていたため、10月は雇用者数の伸び鈍化が確実視されていたが、市場予測8.9万人増を大きく上回り、米雇用環境はマーケットの想定以上に底固く推移していることが示された。 自働車・同部品では4.16万人の雇用が喪失されているが、特に小売り、輸送、金融などの分野で雇用が着実に伸びている。仮にGMのストライキがなければ、雇用者数の伸びが15万人を超えていた可能性も十分にあった。… … …(記事全文3,873文字)