□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年10月18日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== タイとマレーシアが同時にゴム農家を支援、コストの限界に到達か =================================== <安値修正が進む天然ゴム> 東京商品取引所(TOCOM)天然ゴム先物相場は、10月3日の1㎏=154.30円をボトムに、18日の取引では高値が166.30円に達し、9月26日以来となる約3週間ぶりの高値を更新した。9月下旬から10月初めにかけて特段の材料がない中で急落地合を形成していたが、オーバーシュート状態の安値との評価が固まり、自立反発局面を迎えている。 米中通商協議、ブレグジットといった政治経済リスクの軽減が進む中、投資家のリスク選好性の高まりが株高・円安を促している影響もあるだろう。ただ、ここ最近の反発は東京ゴム主導ではなく、上海ゴム相場や産地相場が安値に対して拒否反応を示し始めた結果とみられる。… … …(記事全文3,668文字)