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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

クロップツアーに反応しなかった穀物相場 / 日本の米国産コーン追加輸入の嘘と本当

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年08月28日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  クロップツアーに反応しなかった穀物相場 / 日本の米国産コーン追加輸入の嘘と本当 =================================== <受粉期終わり、収穫期に向けての準備段階へ> 米穀物生産ステージは受粉期を終え、いよいよ収穫期に向けての最終段階に突入している。米農務省(USDA)によると、8月25日時点の生産ステージは、トウモロコシだとドウが前週比16%上昇の71%(前年同期91%、平年87%)、デントが同12%上昇の27%(前年同期59%、平年46%)となっている。受粉を終えて結実が進み、穀粒の硬化が進み始めている。また、大豆は開花が同4%上昇の94%(前年同期100%、平年99%)、着サヤが同11%上昇の79%(前年同期94%、平年91%)となっており、こちらも既に受粉がほぼ終了し、サヤの形成が最終段階に突入している。 穀物生産の性質上、実際に収穫作業が終わるまでは予断を許さない状況が続くことになるが、作付け期に続いて天候リスクに最も敏感になる必要がある受粉期を比較的無難に終えたことで、天候相場は最終段階に突入することになる。作況報告で「良(good)」以上の比率は、トウモロコシが57%(前年同期は68%)、大豆が55%(同66%)であり、決して良好な作柄環境とは言えない。完全な不作パターンになっている。
… … …(記事全文4,740文字)
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