□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年08月07日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== プラチナ相場のシナリオ分析、米中対立激化の5月と同じ事と違う事 =================================== <高値更新が続く金相場> COMEX金先物相場は、8月7日のアジアタイムに1オンス=1,500ドルの節目を一時突破する展開になった。今年6月21日に1,400ドル台に乗せたばかりだが、その32営業日後に早くも次の節目に到達した格好になる。1,500ドル台乗せは2013年4月以来、約6年4ヵ月ぶりのことであり、金相場の上昇基調が一段と鮮明になっている。 2013年以降、金相場は約6年にわたって1,350~1,400ドル水準に上値を抑えられる展開が続いていたが、いよいよ欧州債務危機の時の価格レンジ1,500~1,800ドル水準へのコアレンジ切り上げが打診されることになる。… … …(記事全文3,887文字)