□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年07月16日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 米国産トウモロコシは受粉期に突入、ホット・アンド・ドライなら上昇再開 =================================== <受粉期の天候リスクにテーマシフト> シカゴ穀物相場が不安定化している。CBOTトウモロコシ先物相場は5月13日の1Bu=363.75セントをボトムに6月17日の473.00セントまで急伸した後、7月2日の420.50セントまで急反落した。しかし、その後は7月15日の464.75セントまで急反発しており、比較的短いタイムサイクルでトレンドが180度変化する展開が繰り返されている。 現在の生産ステージを確認しておくと、直近の7月14日時点では作付けに続いて発芽も終了しており、シルキングが前週比9%上昇の17%(前年同期59%、平年42%)となっている。今季の作付け作業は平年に対して3週間程度の遅れを生じているが、6月中旬には作付け作業も一巡し、漸く4月に作付けされた分がシルキングの時期を迎えている。… … …(記事全文4,189文字)