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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

トウモロコシの天候相場の傾向と対策、受粉期前夜のマーケット環境

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年07月04日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  トウモロコシの天候相場の傾向と対策、受粉期前夜のマーケット環境 =================================== <作付け終了で調整局面入り> シカゴ穀物相場の高騰が一服している。CBOTトウモロコシ先物相場は、12月限で6月17日の1Bu=473.00セントをピークに、7月2日には一時420.50セントまで急落している。5月中旬以降は産地の多雨傾向が作付け障害をもたらしたことで、約1ヵ月で最大109.25セント(30.0%)の急伸相場が実現していたが、6月下旬以降は高値から最大で52.50セントの急反落になっており、概ね半値押しを達成した格好になっている。 今季のトウモロコシ生産環境が極めて厳しい状態にあることは間違いない。作付け時期は5月中旬を過ぎると明確なイールド下押し圧力となる傾向にあり、作付け時期の段階で今季の豊作期待は急速に消滅に向かっている。実際に米農務省(USDA)は6月11日に発表した最新の需給報告(WASDE)において、イールド見通しをトレンドイールドの176.0Bu/エーカーから166.0Buまで引き下げて、マーケットを驚かせた。通常は6月需給報告でイールド見通しの大規模な修正は行われないが、今報告では「5月から6月初めにかけての作付け作業の遅れを反映した」と、作付け進捗率が恐らく6~7割程度の段階で、今季の不作を断定した格好になっている。
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