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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

シカゴ穀物相場は更に高騰する可能性、好天が続かないと急伸するリスク

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年06月25日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  シカゴ穀物相場は更に高騰する可能性、好天が続かないと急伸するリスク =================================== <多湿に怯え続ける米国産トウモロコシ> 米農務省(USDA)が6月24日に発表した「クロップ・プログレス(Crop Progress)」では、6月23日のトウモロコシの作況で五段階評価の上から2番目までとなる「優(Excellent)」と「良(Good)」の比率が56%となり、過去2週間の59%から下振れした。6割近い作柄評価が「良」以上との評価は、一見すると良好な数値にも見える。しかし、前年同期のこの比率は77 %、一昨年前でも67%であり、かなり厳しい作柄環境が更に悪化しているとの評価が基本になる。 しかも、この作況報告は作付け終了と前後して発表が開始されるが、一般的には5~6月の数値が最も良いものであり、夏から秋にかけては低下する傾向が強い。作付けから発芽シーズンまでは、気温と降水量が過度に変則的な数値を示さなければ大きな生産トラブルが発生することはないが、天候相場のクライマックスとも言える受粉期は夏場に迎えるため、完全なホット・アンド・ドライ(高温乾燥、hot and dry)化しなくても、どうしても作柄環境の悪化リスクが高まることになる。
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