□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年06月24日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 米国とイランの戦争勃発だと原油価格はどうなる? イラク戦争の経験を参考に =================================== <株高、ドル安、地政学リスク、OPEC総会> NYMEX原油先物相場は1バレル=50~55ドル水準で揉み合う展開が続いていたが、6月21日高値は57.98ドルに達し、5月30日以来となる約3週間ぶりの高値を更新している。 5月中は米中対立の激化・長期化が世界石油需要見通しを引き下げるとの見方から、ほぼ一貫して戻り売り優勢の展開が続いていた。6月入りした後もその流れに変化はなく、6月5日安値は50.60ドルに達していた。今月は石油輸出国機構(OPEC)や国際エネルギー機関(IEA)などが相次いで2019年の世界石油需要見通しを引き下げており、辛うじて50ドルの節目割れを回避する展開に留まっていた。… … …(記事全文3,768文字)