□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年06月21日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 貴金属市場で割安感強まるプラチナ相場、ETF買い再開に要注意 =================================== <金相場は1,400ドルの節目突破> 米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ対応を巡る議論が活発化する中、貴金属市場では金相場の高騰が注目を集めている。米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策発表が行われる直前の6月19日終値が1,348.80ドルだったのに対して、21日のアジアタイムには1オンス=1,400ドルの節目を完全に突破する展開になっている。 FRBが年内利下げに踏み切る可能性が高いことはマーケットが従来から織り込んでいたが、18~19日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに懐疑的だった向きも、年内に複数回の利下げが行われる展開をメインシナリオにせざるを得ない状況になっているためだ。… … …(記事全文3,810文字)