□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年06月18日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 6月18~19日のFOMCの注目ポイント、金市場が注目していることは何か? =================================== <利下げ見送りの場合のインパクトは限定的か> 6月18~19日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。今年のFOMCは、暫くはイベントとしての重要度は低い状態が続くとみられていた。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)は「忍耐強い」対応が可能との認識を繰り返し強調しており、政策調整を巡る議論は年後半に始まるか否かといった時間軸で見られていた。 しかし、5月下旬以降は複数の当局者が利下げの可能性について言及していることで、突然にFRBの政策スタンスを読み取るフェド・ウォッチ(Fed Watch)の重要性が増す地合にシフトしている。機械的とも言える利上げサイクルが終わって様子見に転じているが、予想よりも早く利下げを巡る議論が活発化している。… … …(記事全文3,862文字)