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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト)

小菅努

USDAもコーンの作付け失敗を断定、6月需給報告は例年にない結果に

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           小菅努のコモディティ分析
       ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

  2019年06月12日(水)発行
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 USDAもコーンの作付け失敗を断定、6月需給報告は例年にない結果に
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<6月のイールド下方修正はサプライズ>
米農務省(USDA)は6月11日に最新の需給報告(WASDE)を発表したが、その内容は市場関係者を驚かせた。通常、6月需給報告は作付け環境の正確な評価が難しいため、新穀の生産高見通しに関しては大きな修正を見送る傾向が強い。豊作でも不作でもイールド見通しの修正を行うのは7月報告以降になる傾向が強い。6月末には、実地調査の結果である作付面積報告でいずれにしても作付面積見通しが修正されるため、敢えて6月報告でイールドや面積見通しの大規模な修正を行う必要性が乏しいためだ。より正確なデータが揃う7月報告での修正が基本であり、穀物市場における6月需給報告の位置付けは(主に旧穀の)需要見通しの修正を行う重要度の低いイベントとなっている。


しかし、今年の6月需給報告は完全なサプライズになった。今季は作付け作業の遅れが決定的になっているため、仮にトウモロコシの需給見通しに対して修正が行われるとすればイールド見通しの下方修正とみられていた。5月需給報告で示されたトレンドイールドが176.0Bu/エーカーだったのに対して、市場予測は172.4Bu(レンジは169.0~176.0Bu)となっており、上方修正を予想するような向きは存在しなかった。しかし、実際に示されたイールド見通しは166.0Buとなっており、市場予測下限も完全に下回る結果になっている。トウモロコシは過去3年連続で170Buを超えるイールドを実現していたが、6月報告の段階で160Bu台中盤の数値を出してきたことには意外感が強い。10.0Bu(5.7%)の下方修正を6月段階で行うことを想定していた向きは殆どいなかった。

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