□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年06月05日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== トランプ大統領の対メキシコ制裁関税、メキシコと米国の石油産業の関係は? =================================== <疲弊しているメキシコ石油産業> トランプ米大統領は5月31日、不法移民対策が不十分として、6月10日からメキシコからの全輸入品に対して5%の追加関税を課す方針を発表した。その後も「危機が続いている」と判断された場合には、7月1日、8月1日、9月1日、10月1日にそれぞれ5%単位で段階的に関税が引き上げられ、最終的には25%の関税が課せられる可能性がある。 例によってTwitterで突然に発表された制裁だが、「メキシコはそれまでに(=6月10日)、自国を通過してアメリカに入国する不法移民を止めろ」、「改善されれば関税は撤廃される」として、懲罰関税を武器にメキシコに不法移民対策の強化を迫った格好になる。… … …(記事全文3,498文字)