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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

現在の金価格を動かしているもの、米中対立激化でも上がらない理由

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年05月29日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 現在の金価格を動かしているもの、米中対立激化でも上がらない理由 =================================== <利下げ論が再浮上しても上がらない金> COMEX金先物相場は、2月20日の1オンス=1,349.80ドルをピークに4月下旬以降は1,270~1,300ドル水準までコアレンジを切り下げる展開になっている。米中対立の深刻化でマーケット全体に緊張感が見受けられるが、リスク回避の投機マネーの受け皿として、現在の金市場は十分な存在感を示せているとは言い難い状況が続いている。昨年8月16日の1,167,10ドルをボトムに価格レンジは切り上げているが、マクロな視点では2016年から続く1,350ドル水準の抵抗を上抜くことができないまま、調整売り優勢の地合になっている。 金市場の動向を占う上では米金融政策環境のインパクトが大きいが、利上げサイクルの停止・休止の織り込みが一巡する一方、利下げ期待の織り込みは阻止された中途半端な状況が、金相場の方向性を失わせている。つまり、米金融政策の次の方向性が読みづらい状況が、金相場のボラティリティも低下させている可能性が高い。
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