□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年05月27日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== エルニーニョ現象に対する危機感は本物か、市場によって異なるゴム相場の反応 =================================== <TOCOM当限で供給不安の織り込み> 東京商品取引所(TOCOM)の天然ゴム先物相場は5月27日に5月限の納会を迎えたが、納会値は212.00円になっている。今年は1月限の199.50円をピークに、2月限が190.60円、3月限が180.30円と急落した後、4月限が186.00円まで小幅切り返していたが、5月限で一気に200円の節目を大きく上回る展開になった。 5月限も5月前半の段階では190円の節目水準に抵抗を受ける展開に留まっており、4月限納会値からは横ばいから小幅高と目立った動きを見せていなかったが、5月10日以降に突然に急伸地合を形成し、5月10日の週は7.90円高、17日の週は6.80円高、24日の週は7.20円高と、僅か2週間強で20円幅の急伸地合となり、その勢いを維持した状態で5月限納会を迎えている。… … …(記事全文3,982文字)