□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年05月22日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== コーンの作付け進捗率はまだ半分、作付け採算ラインを激変させるリスクも浮上 =================================== <作付けは30%以上の遅れを維持> CBOTトウモロコシ先物相場は、5月13日の1Bu=356.50セントをボトムに、21日の取引では一時399.00セントまで値上がりする展開になった。僅か7営業日で42.50セント(11.9%)の急伸地合であり、典型的な天候相場が形成されており、7月限ベースでは1月9日以来となる4ヵ月半ぶりの高値更新になる。 相場テーマは極めて単純であり、作付け作業の遅れの一点である。4月から始まった作付けシーズンは、本来であれば主要生産地の作付け作業がほぼ終了する時期を迎えているが、今季は雨がちの天候の影響で、未だに作付け作業が十分に消化出来ていない状況にある。… … …(記事全文4,274文字)