□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年04月25日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 作付け期の天候相場は存在しなくなったのか? / 中国で豚コレラが再流行 =================================== <天候相場の変質が進んでいる可能性> シカゴ穀物相場において、4~5月は天候相場の第一幕と位置付けられる。4月入りしてから主産地でも作付け作業が本格化するが、作付け作業の停滞は1)作付面積の減少リスク、2)イールド低下リスクをもたらすため、産地気象環境・見通しに対して敏感に反応する地合になる。 例えばトウモロコシの場合だと、5月中旬の作付け進捗率が80%を超えているか否かによって、イールドに大きな変化が生じることが確認されている。80%を下回ると2Bu/エーカー程度の下方修正、逆に上回ると2Bu程度の上方修正になり、比較的綺麗な相関関係が出る傾向にある。… … …(記事全文3,866文字)