□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年02月25日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 2019/20年度の穀物在庫は若干の減少か、アウトルック・フォーラムの報告内容 =================================== <大豆にはコリゴリの米農家> 米農務省(USDA)は2月21~22日、アウトルック・フォーラム(Outlook Forum、展望会議)を開催した。米政府機関閉鎖の影響で一時は開催も危ぶまれていたが、当初の予定通りに開催されている。予定外のことがあったとすれば、この同じタイミングで米国産穀物需給見通しに対して大きな影響がある米中通商協議が開催されたことだが、シカゴ穀物相場はこの二つの重要イベントを比較的無難に乗り切った格好になっている。 アウトルック・フォーラムの位置づけとしては、2019/20年度需給を巡るスタートラインと評価され、特に作付面積がどの様な数値になるのかは、マーケットでも関心が高い。一方で、現在はまだ2月下旬であり、実際の作付け作業開始までは多くの時間が残されているだけに、必ずしも信頼性の高い数値とまでは言えない。… … …(記事全文4,499文字)
