□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年02月06日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== のど元過ぎれば熱さ忘れる、ミス判断を繰り返す天然ゴム生産国 =================================== <旧正月で機能不全に陥ったコモディティ市場> 2019年の春節(旧正月)は2月5日であり、金融市場の場合だと4~8日とその前後の土日が概ね連休になる。カレンダーに基づく季節要因なので毎年の恒例行事だが、この時期になるとコモディティ市場における中国の存在感の強さが再確認できる。 従来だと、旧正月前の在庫手当が相場をサポートし、旧正月中の買い付け停止が相場を圧迫するといった文脈で議論されたが、近年だと旧正月前に目立った動きは見られない一方で旧正月中はマーケットが流動性を欠く傾向が強い。今年も中国の旧正月入りと前後して、貴金属、石油、穀物などの幅広いコモディティ市場が動意を欠いており、欧米の市場関係者も中華圏の旧正月に強引に付き合わされている印象が強い。… … …(記事全文4,284文字)
