□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年02月05日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== OPECプラスの減産+ベネズエラ産原油の消滅→原油価格上昇は当然 =================================== <意外と大きな金融市場からの支援> NYMEX原油先物相場は、昨年12月24日の1バレル=42.36ドルをボトムに、足元では55ドルの節目を巡る攻防戦になっている。急ピッチなリバウンド局面は1月上旬で一巡したが、その後も売買が交錯しながら緩やかなペースで上値を切り上げる展開になっている。2月4日の高値は55.75ドルに達しているが、これは昨年11月21日以来の高値更新になる。 底流にあるのは、需給リバランスに対する信頼感の向上である。石油輸出国機構(OPEC)やロシアなどの減産対応が着実に進む一方、南米ベネズエラで供給不安が浮上する中、需給リバランスの実現確率が高まった、ないしは実現時期が前倒しされるとの評価が優勢になっている。… … …(記事全文4,473文字)
