□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年01月31日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 有事対応モードに転換したFRB、有事に強い金が買われるのは当然か =================================== <声明文では利上げ方針を撤回> 1月29~30日に今年最初の米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催された。国際通貨基金(IMF)が昨年10月に続いて今年1月にも世界経済見通しを下方修正する中、米連邦準備制度理事会(FRB)は難しい政策判断を迫られている。 IMFは「世界経済は…成長の力強さを失いつつあり、この成長の減速は想定よりも急速に進んでいる」とした上で、「先進国における金融政策の正常化は慎重に継続されるべきだ。主要な中央銀行は成長の勢いが失われつつあることを敏感に察知している。そして、こうした中央銀行がこうした動向に応じて次の手を調整するだろうと私たちは想定している」と指摘している。「次の景気後退に備えるために行動を起こす必要がある」として、利上げに代表される政策正常化プロセスの進行について、慎重な判断を呼び掛けている。… … …(記事全文4,680文字)
