□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年01月24日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 季節サイクルに沿った動きを見せる天然ゴム相場、確率論の視点が有効か =================================== <当限は2ヵ月で60%の急騰地合に> 東京商品取引所(TOCOM)の天然ゴム先物相場(RSS)は、昨年11月21日の1㎏=151.00円をボトムに、今年1月21日の193.40円まで、ちょうど2ヵ月で最大42.40円(28.1%)の急騰相場を形成した。年初の169.40円からみても24.00円(14.2%)高であり、グローバル経済の減速懸念が強まる中にあって、極めて良好なパフォーマンスを実現した格好になる。 上海期貨交易所の天然ゴム先物相場も、昨年11月21日の1トン=1万0,530元をボトムに、1月中旬以降は1万2,000元の節目を打診する動きを見せている。最大上昇率は13.8%と東京ゴムの28.1%に対してはアンダーパフォームしているものの、2ヵ月間の値動きとしては、極めて力強い相場だったと言える。… … …(記事全文3,914文字)
