□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年01月23日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 「暗闇」の中でもがき苦しむ穀物相場、取り敢えず通商リスク軽減を織り込むも =================================== <身動きが取れない穀物相場> CBOT大豆先物相場は、昨年12月から1Bu=900セントの節目を挟んで不安定な値動きが繰り返されている。925~930セント水準に抵抗を受ける一方、900セント台を割り込むと押し目買いが膨らむ傾向が見受けられる。トウモロコシも380セント水準で方向性を欠いており、385セント水準が抵抗線として機能するものの、370セント台前半だと押し目買いが膨らむ傾向があり、明確なトレンドを打ち出せていない。 一つの大きな理由が、昨年12月22日から始まった米政府機関閉鎖である。売買判断を下すのに十分なデータが得られない状況に陥る中、明確なトレンド形成を打診するような動きが見送られている。出来高も低迷状態にあり、マーケットでもこの状態について「blind(目が見えない)」状況に陥っているとの指摘が目立つ。… … …(記事全文4,222文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)