□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年12月21日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 過去最高の生産高で緩むコーヒー需給、ブラジルが理想的な生産環境に =================================== <レアル1%変動で、コーヒーは2%変動> ICEコーヒー先物相場は、10月18日の1ポンド=124.30セントをピークに、12月18日の取引では終値ベースで100セントの節目を割り込む急落地合になっている。10月以降の下落率で言えば、NYMEX原油先物相場の40.6%には届かないが、最大で21.0%の下落率を記録しており、ちょうど2ヵ月で2割程度の下がり対応を迫られた格好になる。 9月18日の95.10セントをボトムに約1カ月間で30.40セント(32.0%)上昇した相場が、その後の約2カ月間で26.30セント(21.0%)下落しており、いわゆる「往って来い」型の値動きになっている。荒れた値動きになっているが、結果的には9月下旬から10月上旬にかけての強力な上昇圧力が一時的なものだったことが確認されつつある。… … …(記事全文4,244文字)
