□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年12月20日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 利上げを疑問視するマーケット、それでも利上げを継続するFRB =================================== <またマーケットは金融政策を読み間違えた> 12月18~19日に今年最後の米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されたが、マーケットと米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策環境に対する評価が大きく異なる状態が維持されていることが確認されている。 マーケットは景気減速懸念を背景にFRBは早期に利上げを停止すべきとの認識を抱いており、今会合では利上げ見送りや利上げ停止の明言はなくても、利上げサイクルの停止を示唆する内容が想定ないしは期待されていた。一方、FOMCでは9月時点との比較ではタカ派色を後退させたものの、強気の景気認識を背景に、依然として利上げサイクル継続がメインシナリオとなっていることが確認されている。… … …(記事全文4,263文字)
