□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年12月17日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 減産対応でサウジが狙うのは米原油在庫か、最小の努力で最大の効果を目指す =================================== <IEAは供給不足の可能性を指摘するも> 石油輸出国(OPEC)やロシアなどが2019年1~6月期に日量120万バレルの減産対応を合意したことで、原油相場の下値不安は後退している。しかし、それを安値修正の動きにまで発展させることはできておらず、NYMEX原油先物相場は1バレル=50ドル台前半でのボックス状態を継続している。 大規模な供給過剰状態に陥るのではないかとの警戒感は払拭されたものの、それが原油相場の安値修正を促すレベルまで需給リバランスを促すことが可能かは議論が分かれており、下げ止まったものの安値修正を進めることができない状態に陥っている。… … …(記事全文4,293文字)
