□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年10月31日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 産油政策でOPECとロシアの足並みに乱れ、原油安の警告を受け止めるべき =================================== <株価より大きく下げた原油相場> NYMEX原油先物相場は、10月3日の1バレル=76.90ドルをピークに、30日の取引では一時65.33ドルまで急落している。最大で11.57ドル(15.0%)の急落となっており、急落が話題になっているダウ工業平均株価の最大下落率10.5%と比較しても、原油相場の地合の悪さは否めない状況になっている。 こうした局面では、1)原油相場が割安、2)米国株が割高、3)原油相場の地合が相対的に悪い、4)米国株の地合が相対的に良いなど、幾つかの評価が可能だが、今回の原油相場の急落に関しては、「3)原油相場の地合が相対的に悪い」とみるべきと考えている。… … …(記事全文4,403文字)
