□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年08月28日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 豊作確定に向かう穀物相場、それでも収穫期のトウモロコシ相場は買い =================================== <クロップ・ツアーでも豊作確認> 米穀倉地帯では天候相場のクライマックスとも言える受粉期を終えて、いよいよ収穫期スタートへのカウントダウンが始まる状況になっている。 米農務省(USDA)によると、8月26日時点でトウモロコシの生産ステージは、ドウが前週比7%上昇の92%(前年同期85%、平年84%)、デントが同17%上昇の61%(前年同期42%、平年42%)、成熟が10%(前年同期5%、平年5%)となっている。受粉から穀粒の形成期が急ピッチに進み、成熟から収穫を待つ局面に移行しつつある。大豆の生産ステージは、着サヤが前週比4%上昇の95%(前年同期92%、平年90%)、落葉が7%(前年同期5%、平年4%)となっている。既にサヤの形成はほぼ終わり、成熟が進むにつれて落葉が始まっている。トウモロコシ、大豆ともに、平年よりも数日から1週間程度前倒しで収穫期が始まる見通しになっている。… … …(記事全文4,173文字)