□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年08月29日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== やはり軽視できないイラン産原油の供給減少リスク、既に減産は始まっている =================================== <ドル、株、金と同じだった転換期> NYMEX原油先物相場は、7月3日の1バレル=75.27ドルで当面のピークを確認して8月16日の64.43ドルまで下落していたが、24日の取引では8月8日以来の高値となる69.31ドルを記録し、足元でも68ドル台中盤の価格水準を維持している。 調整局面に終止符を打つ転換期になったのは8月16日であり、こうしたカレンダー環境からは外部環境の影響の大きさが窺える。主要資産動向をみてみると、ドルインデックスは8月15日にピークアウト、ダウ工業平均株価は15日にボトムアウト、COMEX金先物相場は16日にボトムアウトとなっており、特に株安・ドル高の上値圧迫要因が解消された影響の大きさが窺える状況にある。… … …(記事全文3,763文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)