□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年04月02日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。国際原油相場は急伸地合が一服し、3月下旬以降は調整色を強めています。こうした中、サウジの副皇太子の発言が原油相場を更に大きく下押ししています。副皇太子が何を発言し、それがどのような意味を持つのかを読み解きます。 =================================== ムハンマド副皇太子の発言に振り回される原油市況、読みづらいサウジ情勢 =================================== <サウジとイランとの対立の影響か?> サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン副皇太子がBloombergの5時間にわたるインタビューに応じたが、そこでの発言内容が伝わったことが、原油価格にも混乱をもたらしている。即ち、産油国の政策協議が2週間後の4月17日に迫っているが、副皇太子は「イランとその他の主要産油国が産油量凍結を行った場合に限り、サウジアラビアも産油量凍結を行う」と発言したのである。… … …(記事全文4,269文字)
