□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年03月14日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。今回はIEAの3月月報を中心に解説します。メディアでは、IEAが原油価格の最悪期脱出を宣言したとの報道が広がっていますが、実際にIEAはどのような分析をどのようなロジックで行っているのかを解説します。 =================================== 原油相場が最悪期を脱した可能性を指摘したIEA、なお弱気のゴールドマン =================================== <産油国の増産凍結効果は小さいとのIEA分析> 国際エネルギー機関(IEA)は3月11日、最新の月報(Oil Monthly Report)を公表した。2月中旬以降の原油相場が安値から大きく切り返す中でIEAがどのような評価を下すのかが注目されたが、今月報のサブタイトルは「トンネルの終わりに光明?(Light at the end of the tunnel?)」となっており、2月月報の「夜明け前の微光(False dawn)」に続いて、IEAが原油安に終止符が打たれた可能性を認識していることを強く示唆するものになった。… … …(記事全文4,610文字)
