□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年03月09日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。年初から急落していた原油相場が切り返し局面を迎えていますが、米金融大手ゴールドマン・サックスはこうした原油高の持続性に疑問を投げかけています。現在の原油相場環境を確認した上で、ゴールドマンがどのような分析を行っており、その分析が何を意味するのかを読み解きます。 =================================== 原油高は時期尚早と喝破したゴールドマン・サックスの論理 =================================== <原油売りの一服感が続くも> NYMEX原油先物相場は、2月11日の1バレル=26.05ドルをボトムに3月8日の取引では高値を38.39ドルまで切り上げており、1月4日に記録された年初来高値38.39ドルに顔合わせした。昨年末からの1ヶ月半で10.99ドルの値下りとなった後、約3週間強で12.34ドルの切り返しとなり、いわゆる「往って来い」状態になっている。… … …(記事全文4,313文字)
