□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年03月07日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。先週末には2月米雇用統計が発表されました。グローバルな金融市場の混乱、景気減速が警戒される中で、金融政策にも影響が大きい雇用環境がどのような推移を見せていたのかが確認できる重要統計です。今回の雇用統計はどのように評価すべきであり、それが金価格に対してどのような影響を及ぼすのかを検証します。 =================================== 米経済の底固さを再確認した2月米雇用統計、それでも下がらない金価格 =================================== <2月米雇用統計は力強い内容に> 米労働省は3月4日、2月分の米雇用統計を発表した。年初から国際金融市場が不安定化し、更に世界経済の減速が米実体経済にもネガティブな影響を及ぼしている可能性が強く警戒される中、マーケットでは米労働市場の減速リスクが強く警戒されていた。具体的には、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げが正当化できなくなる程に、労働市場が悪化している可能性が警戒されていたの。… … …(記事全文4,200文字)
