□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年02月25日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 プラチナ相場の短観です。最近は金価格との連動性だけで動いている独自色の乏しい相場展開が続いていますが、金価格との違いという視点でみてみると、違った景色も見えてきます。短期スパンでは、ほぼ金相場と同じ投資評価になりますが、金市場とプラチナ市場との間に見え隠れする様々な違いを読み解きます。 =================================== 金・プラチナ価格差は過去最大に、トレンドは一緒でも異なる内情 =================================== <同じ価格上昇でも異なる金価格とプラチナ価格> NYMEXプラチナ先物相場は、強含みの展開が続いている。昨年11月下旬以降は1オンス=800ドル台中盤を中心とした安値圏で揉み合う展開が続いていたが、2月4日に900ドル、同11日には950ドルの節目もブレイクし、約3ヶ月ぶりの高値圏まで値位置を切り上げている。950ドルの節目到達後は2週間にわたって強弱感が交錯する不安定な地合になっているが、特に目立った値崩れなどはみられず、24日の取引では改めて950ドル台に乗せるような動きも観測されている。… … …(記事全文4,573文字)
