□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年02月22日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 天然ゴム相場のアップデートです。最近は需給面での手掛かり難から原油や株価、円相場といった外部環境の動向ばかりが注目されがちですが、マクロな視点では幾つか興味深い動きが報告されています。東京、上海、産地情勢についてポイントとなりそうな動きを検証します。 =================================== 上海市場主導で天然ゴム相場は下げ一服も、需給リバランスの進展なし =================================== <外部環境主導で不安定な値動きに> 東京商品取引所(TOCOM)の天然ゴム先物相場は、1㎏=150円の節目水準で方向感に乏しい展開が続いている。国際需給の緩和見通しを背景に下値切り下げ傾向は維持されているが、チャート上では1月12日と2月12日の144.50円でダブルボトムを形成するなど、150円の節目割れから更に大きく売り込むことに対しては警戒感も見受けられる。足元では150円台後半まで切り返すなど、上値が重いながらも明確なダウントレンドを形成するには至っていない。… … …(記事全文4,572文字)
