□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年02月22日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 膠着気味の展開が続いている穀物相場ですが、こうした中でUSDAから最新の長期展望が公表されました。マーケットでは特に材料視されませんでしたが、2016/17年度の需給予想を行う上での第一歩となるレポートです。今週はアウトルック・フォーラムの開催も控えていますが、USDAが2016年度、更には2025年度までの穀物需給のベースラインをどのように予測しているのかを検証してみましょう。 =================================== USDA長期展望が示した穀物需給見通し、危険なのはコーンより大豆か? =================================== <価格低下で米国の作付面積は伸びず> 米農務省(USDA)は2月18日、「Long-Term Agricultural Projections(長期展望)」の最新版を公表した。これは、USDAが現在の農業政策、人口動態、経済環境などが維持されると仮定した場合に、長期的にどのような穀物需給、農業所得などが想定されるのかを計算したものであり、今年は2025/26年度までの長期見通しが提示されている。… … …(記事全文5,626文字)
