□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年02月10日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 今週はIEA月報が発表されましたので、これを手掛かりに改めて原油市場の論点整理を行います。今回のIEA月報は普段のロジカルな月報とは異なる印象ですが、注目すべきポイントを網羅的に解説します。また、ゴールドマン・サックスが改めて原油相場見通しを発表しているため、こちらもどのような論点が提示されているのかを検証します。 =================================== IEAは短期の原油価格回復を否定し、GSは10ドル台突入の可能性を指摘 =================================== <OPECの協調減産への期待は更に萎む> NYMEX原油先物相場は、1月20日の1バレル=27.56ドルをボトムに同28日の34.82ドまで最大で7.26ドル(26.3%)の切り返しを見せたが、2月入りしてからは改めて30ドルの節目割れを打診する動きが強まり、直近の2月9日終値では約3週間ぶりの安値となる27.94ドルまで値位置を切り下げている。… … …(記事全文4,609文字)
