□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年02月03日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 原油を中心に不安定な相場環境が続いていますが、シカゴ大豆相場は相変わらずの膠着状態です。マクロな視点では、過去6ヶ月にわたってボックス相場が続いていますが、最新の大豆相場環境を解説しています。価格動向そのものは大きな変化がみられませんが、需給動向・見通しの変化を確認しておくことは必要でしょう。 =================================== 南米産の生産に不確実性が報告されるも、天候相場待ちが続く大豆相場 =================================== <半年にわたる膠着相場> CBOT大豆先物相場は、1Bu=850~900セントのボックス相場を約5ヶ月半にわたって続けている。2015/16年度の米国産大豆が豊作だった影響で上値は重く、前年同期の950~1,000セント水準と比較すると値位置が100セント程度切り下がっている。ただ、850セントの節目を攻略できない時間帯が間もなく半年を経過しようとする中、同水準を下抜くまでの勢いもなく、グローバルマーケット全体がボラタイルな展開を見せる中でも、大豆相場は比較的静かで落ち着いた相場環境が維持されている。… … …(記事全文4,684文字)
