□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年01月29日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 年初から急落していた原油相場ですが、ここにきて安値是正の動きが観測されています。背景にあるのは、OPECとロシアという伝統的産油国が協調して生産調整に踏み切る可能性ですが、最新の状況をまとめた上で、今後はこの問題のどのような点に注目すれば良いのかを検証します。 =================================== OPEC=ロシアが協調減産に動き出す、今後はどこに注目すべきかを検証する =================================== <想定外だった?原油価格の30ドル割れ> NYMEX原油先物相場は、1月20日の1バレル=27.56ドルをボトムに、28日の取引では一時34.82ドルまで切り返す展開になっている。7営業日で累計7.26ドル(26.3%)の急反発である。年初からの強力なリスクオス環境を背景に昨年末の36.76ドルから10ドル近い急落となった反動という意味合いもあるが、それ以上に重要なのは、ここにきて原油価格を形成する「ゲームのルールが変わる」事態が警戒されている影響である。… … …(記事全文5,307文字)
